レム睡眠・ノンレム睡眠を意識して寝よう
睡眠を改善するために、自分に合った枕や布団、マットレスを使用したり、早めに就寝するように努力している方が多くいます。私たち人間の睡眠の質を改善するためには、レム睡眠とノンレム睡眠のメカニズムを理解することは大切です。レム睡眠とノンレム睡眠のメカニズムを理解し、睡眠の質を改善するならば、毎日さわやかに起床することができますし、仕事にも集中して取り組むことができるでしょう。
レム睡眠とは?ノンレム睡眠とは?
レム睡眠とは、まぶたの下の眼球が上下左右に動く特徴から「Rapid Eye Movement」(急速眼球運動)、頭文字のREM(レム)と呼ばれるようになりました。レム睡眠は、脳細胞の活動がある時と同じように活動しているにも関わらず、身体は弛緩しているため、身体を休める眠りのことを言います。そして、レム睡眠は精神の回復や、感情の安定を図ったり、記憶の定着や身体の疲労の回復を行う役割があります。夢を見ている時は、レム睡眠の時と言われています。睡眠実験では、レム睡眠の時に起こすと、80%の方が夢を見ていたと答えているデータもあるほどです。
それに対して、ノンレム睡眠とは、レム睡眠以外のことですから、NON REM(急速眼球運動がない)睡眠と呼ばれます。ノンレム睡眠は、脳を休める眠りのことを言い、脳や身体の疲労を回復させ、集中力や記憶力、食欲などを安定させる役割があります。人は眠りについた最初に、浅いノンレム睡眠が現れて、その後眠りが深くなっていきます。深い睡眠が続いた後、また浅いノンレム睡眠状態になって、レム睡眠へと移行していきます。
快適な睡眠に必要なことは、睡眠サイクルを理解すること
レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを見てみましょう。レム睡眠とノンレム睡眠は、1セット90分で起きるまで繰り返されていきます。就寝した3時間後に最も深いノンレム睡眠が現れます。そして、レム睡眠の1回の持続時間は、朝方にかけて長くなり、起きる時間が近くなると、浅い睡眠の割合が増えていく特徴があります。そのため、レム睡眠の時間帯に起きるならば、目覚めが良くなるということができるでしょう。このように、深い睡眠をとるために出来ることや、レム睡眠の時間帯に起きることなど、睡眠サイクルを理解するならば、快適な睡眠を毎日行うことが可能です。
そして、睡眠の質を改善することが可能であれば、身体や心の健康を保ち、毎日の生活を楽しむことができるでしょう。