水は睡眠の時にも大切
水は睡眠の時にも大切です。人間は睡眠の際に、約1℃体温が低下すると考えられています。そして、体温が低下して行く時、体温低下の勾配が大きくなると、質の高い睡眠を得ることができます。そして、人は体温を下げるために、寝汗をかいて毎晩100ccの水分を水蒸気の形で放出して行きます。そのため、水分不足になると、寝つきが悪くなり、それだけでなく寝ている間に脱水状態が長い時間続くことになります。もし、寝ている間に脱水状態が長い時間続くなら、血液がドロドロになってしまいます。そして、老廃物が体に溜まり、疲れもたまりやすくなってしまうのです。
水不足に負けないために睡眠前に水分を補給しましょう!
そこで、寝ている間に脱水状態が長い時間続かないように、睡眠前に水分補給を行なうことが大切です。寝る前にはコップ1杯の水を飲むようにいたしましょう。ただ、水分と言っても、夜寝る前のカフェインや冷たい飲み物は控えた方が良いようです。寝る前にカフェインを飲んでしまいますと、利尿作用によって夜間に目が覚めてしまったり、脳が覚醒してしまったりして、良質な睡眠を確保できなくなるおそれがあります。さらに、寝る前に冷たい飲み物を飲んで体を冷やしてしまいますと、深部体温が下がりにくくなってしまい、眠れなくなったりして、良質な睡眠が妨げられてしまいます。
ここで言う、深部体温とは、体の内部の体温のことを指しています。深部体温は、昼間の活動時は高く、睡眠中は低くなります。通常入浴などで体を十分に温めると、手足などから熱が出て行き、深部体温は下がり眠りに向かって体が整えられて行くものです。しかし、そこで冷たい飲み物を飲むと、眠れなくなってしまうということになります。それで、寝る前に飲むコップ1杯の水は、温かいか、常温のものが良いでしょう。
マットレスにひと工夫してみよう!
この機会に、睡眠中に水分を過度に失うことがないよう、マットレスに工夫をしてみることも検討できるでしょう。例えば、既に使っているマットレスに、さらさらひんやり感を向上させる素材を用いたパッドをかけてみるのはいかがでしょうか。寝苦しい熱帯夜でも、良質の睡眠を確保できるかもしれません。もしかすると、マットレスそのものを交換し、寝汗を過度にかかないような素材のものにしてみることも検討できるでしょう。睡眠中の水不足に負けないようにケアすることを忘れないようにして行きましょう。